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いい音のする空間

世の中には数多くのジャンルの音楽が存在しています。
その音楽を楽しむことを趣味としている方も多いですね。

そこで、いい音のする空間についてのお話をしたいと思います。
※住宅に関してとなります。

その空間というのは、
オーディオルーム、シアタールームという形でもいいでしょうし
リビングをそのような空間として兼用するでもいいと思います。
そんな空間の基本的な考え方についてご説明します。

そもそも、現在の住宅の音環境というのは
いいのか、悪いのか、ということからご説明いたします。
率直に言うと、
現在建てられている建物の大半は音環境が悪いものとなっています。

原因としては、素材が音の響きと相性が悪いのです。
その中でも最も音の悪い素材というのが石膏ボードです。
石膏ボードは、75%もの不快な響きを生みます。
また、新建材と言われるフィルム貼りのドア、フローリングなども
音の響きが悪い素材となります。

では、どんな素材がいいかと言いますと
天然木が一番いいと言われています。
それは、年輪粗密層と音の響きの相性がとてもいいというのがその理由です。
ただ、価格が石膏ボードなどよりも高価というがネックかもしれません。

天然木自体とてもいいのですが、
極上の音を求めた場合は、天井、壁、床に使用する
木の種類を変えることでさらに響きが良くなります。
(木の硬さと響きの影響を考慮する)

また、空間の構成比率にも音の響き方に影響が出ますので
幅、奥行き、高さを考慮するとさらにいい音響空間となります。

最後に、とある事例をひとつ
築300年の建物に住む音楽が大変好きな方が
更なるいい音を追求しようと思い、響きの良くなる設備を
音響設備メーカーさんから借りて自宅で体験しました。

ところが、いままでのものと
ほとんど音が変わらなかったそうです。
メーカーの方からすると、
そんなことはあり得ないと思いその方の自宅に行きました。
メーカーの方が実際に聞いてみると、
なんと、本当に音は変わらなかったのです。

その空間は、完璧な音響設備となっていたため
機材による違いは出なかったということです。

もし、響きのいい空間で音楽を聴いてみたいという方が
いましたら、新築や改築時にそのあたりを考慮すると
極上のオーディオルームが出来上がりますよ(^^)

by asahiworks | 2018-01-14 09:51 | 住まいについて | Comments(0)